すばるホール
WEBと窓口で受付時間をずらせるようになったことで、業務の調整がしやすくなりました。
システムの導入日:2021年7月 1日
お客様の声取材日:2026年1月26日
すばるホールのご紹介
250名収容の小ホール、会議室・研修室、展示室、離れの和室など、
さまざまな用途に対応した会場を備えています。
また、併設されているプラネタリウムは、
・座席数200席を誇る、全国有数の規模
・臨場感あふれる、傾斜型の客席構造
・解説員による、星座や星の生解説
・直径20メートルのドーム天井に広がる、満天の星
といった特徴があります。
大型スクリーンには、リアルな星空と迫力あるCG映像が映し出され、
まるで宇宙空間にいるかのような、感動体験を味わうことができます。
(オフィシャルサイトの情報をもとに構成)

今回は「すばるホール」の指定管理者である「富田林市文化振興事業団」の辻野様にお話を伺いました。
稼働に向けた準備は、2020年末頃から開始されたそうです。
当時、座席図の作成などでやり取りをさせていただいた際には、
プラネタリウムの座席図で星座が列名になっている点が印象に残っています。
最近では「すみっコぐらし」や「名探偵コナン」などのプログラムも上映されており、
可愛らしい演出も魅力のひとつです。
そうした中で、システム導入にあたってどのような課題があり、
どのような経緯で乗り換えを検討されたのかについて伺いました。
乗り換えのきっかけ
会員向けのWEB販売を強化したいという点でした。
「いつでも発券」システムを導入前も、
インターネットでのチケット販売自体は行っておりました。
ただ、当時はホームページから外部のチケット販売システムへリンクを貼り、
そこで購入してもらう、という運用をしていました。
そのため、「チケット販売」と「会員管理」がシステム上で分かれており、
運用面での手間が課題となっていました。
WEBにて会員価格で購入できるようになったことは、お客様にも喜んでいただけており、
導入してよかったと感じているポイントです。
実際に使い始めてみて
WEB受付を先行させ、電話受付は少し時間を空けて開始する
といった運用も行っています。
WEBは先行受付、窓口は後から、という
受付スケジュール設定ができることで、
窓口業務の負担軽減につながっていると感じています。
WEBと窓口で受付時間をずらせるようになったことで、
業務の調整がしやすくなりました。
機能について
郵送対応からコンビニ決済へ
以前は遠方のお客様向けに、
チケットの郵送対応を行っていました。
発券だけでなく、封入作業や伝票作成を行うなど、
手間もかなりかかっていましたね。
導入当初は、
「コンビニ支払いは受け入れてもらえるだろうか」
「郵送対応をやめることについて、不満が出てしまうのではないか」
という不安もありましたが、
実際には大きなトラブルもなく、苦情が出ることもほとんどありませんでした。
特にコンビニ支払い・発券は、
24時間いつでも利用でき、都合の良いタイミングで手続きできる点が好評です。
導入前に心配していたことは、
結果的に取り越し苦労だったと感じています。
セブン-イレブンの場合は、
端末での番号入力といったステップが不要なため、
レジに持って行くだけで済むのが良いですね。
高齢のお客様にも分かりやすいようです。
コンビニ利用は便利ではあるものの、
支払い・発券手数料がかかってしまう点について、
お客様にもご負担が生じているかと思います。
それでも「利用したい」と受け入れてもらえていること、安心いたしました。
導入当初は、
「できるだけオンライン利用に移行してもらいたい」
という思いから、手数料を取らない運用をされている会館様もございます。
ただ、利用が増えてくると、
窓口業務の軽減よりも、手数料負担の方が大きくなり、
途中から手数料負担を見直すケースもあるようです。
「待ち人数表示」機能
WEB販売ではアクセスが集中すると、「待ち行列」機能が表示されるため、
「あとどのくらい待てば自分の順番になるのだろう」
「あ、進んでいるんだな」
といったことが視覚的に分かり、
お客様にとって安心につながっています。
一方で電話回線では、
いつつながるのかが分かりづらく、
お客様が不安に感じてしまうこともあります。
事前にシステムのメニューから「アクセス集中申請」を行うことで、
待機列を増強できるため、
「システムに繋がらない」といった事態が起こりにくく、
安心してWEB画面上でお待ちいただけます。
夏の暑い時期や冬の寒い時期に、
外でお並びいただくのは大変心苦しく、
窓口へ向かう途中で体調を崩されてしまうこともあるかと思います。
その点、WEB上で待ち状況を確認できるようになったことで、
そうした心配がなくなったのも、とても嬉しく感じています。
今後ほしい機能やご要望など
操作ログの確認について
――これまでに、何かトラブルなどはありましたか。
最近、料金設定が意図せず変更されていたことがありました。
例えば、コンビニの発券手数料は、
本来すべて同じ設定になるはずでしたが、
一部だけ「受付しない」設定になっていたことがあります。
通常、一部のみ設定が外れることは考えにくいため、
何らかの操作が影響した可能性もあると感じています。
その後は同様の事象は発生していませんが、
原因を特定できていないため、
今後も注意して見ていく必要があると考えています。
そのような中で、
何か症状が出た際に、保守サポート窓口へ気軽に相談できる体制がある点は、
大変助かっています。
一方で、
職員自身が管理画面から操作ログを確認できる機能があれば、
より便利になるのではと感じています。
今回、追加で「いつでも貸館」システムを導入し、操作研修を受講しましたが、
「いつでも貸館」システムでは、
申請処理だけでなく、利用者に関する一部の操作ログも確認できると伺い、
とても便利だと感じました。
「誰が」「いつ」「どの操作をしたか」が明確に分かれば、
原因の切り分けがしやすく、
システム側の事象なのか、運用上の操作なのかも判断しやすくなります。
「いつでも発券」システムにも、
「顧客情報変更履歴」のように、一部の機能についてはログの確認機能をご用意しております。
他の機能についてもログが確認できると便利というご要望について、
理解いたしました。
以前、顧客情報の変更履歴が正しく表示されない不具合があり、
すばるホールの職員様より
お問い合わせをいただいたことがございます。
当時は、職員様・利用者様ともに
ご迷惑とご不便をおかけしてしまいましたが、
職員様からのご指摘をもとに
開発担当と連携し、対応・修正を進めることができました。
ご迷惑をおかけしたにもかかわらず、
「真摯に対応してもらえた」とのお言葉を頂戴し、
サポートとしても大変ありがたく感じております。
公演登録・コピー機能への要望
現在、プラネタリウムで上映しているプログラムのうち、
単発イベントとして実施しているものについては、
「いつでも発券」システムに登録し、チケット販売を行っています。
一方で、毎週繰り返し投影しているプログラムについては、
来館者のみに販売しており、
施設に設置している券売機でご購入いただいています。
プラネタリウムの公演登録は、通常の公演登録とは異なり、
多くの公演回を登録していく必要があります。
そのため、コピー作業にどうしても手間がかかってしまうのが現状です。
特に長期休みの期間は公演本数も多く、
同様の設定を繰り返す場面が増えるため、
操作が煩雑になりやすいと感じています。
1週間単位でまとめてコピーできる機能など、設定がもう少し簡単になると、
日々の運用がかなり楽になるのではと思います。

チケットレイアウトの文字数や画像について
公演によってはタイトルが長く、文字数が多くなるため、
使い回しているデフォルトのレイアウトでは、表示しきれないことがあります。
チケットレイアウト設定のマスタだけでなく、
公演に紐づけた後のチケットデザイン設定画面上でも、
フォントサイズをより柔軟に調整できるとありがたいですね。
また、画像のサイズ調整に苦慮することもあり、
もう少し簡単に、きれいに配置できると助かります。
画像については、新しく追加された「枠に合わせて表示する」設定を使うことで、
元画像の比率を保持したまま、きれいに表示できるようになりました。
キャラクター画像なども登録できるため、
視覚的にも分かりやすくなり、チケット購入者様にとっても記念になると思います。
ぜひご活用をご検討ください。
インタビュー後、社内の開発担当に確認しましたが、
チケット券面の設定は内部処理が大変複雑なため、
チケットデザイン設定の画面上で細かなサイズ調整を行えるようにすることは、
現時点では難しいとのことです。
設定時のポイントとして、ご提案できることといたしましては、
公演登録時に適当な「デフォルトA」のレイアウトを選択し、
次に「デフォルトB」に関して、チケットレイアウトマスタで印刷プレビューを確認しながら
必要に応じて調整を行い、
その後、公演設定でレイアウトを再設定していただくことで、
フォントサイズの手戻りを少なくできるかと思います。
すでに同様の方法でご対応いただいていましたら、恐縮ですが、一つの参考としていただけますと幸いです。
特定の顧客へチケットの限定販売を行いたい
特定の団体に所属している方など
限定で割引料金のチケットを販売したいといったケースがあります。
一般販売と同じ形で公開してしまうと、
対象外の方にも購入されてしまう可能性があるため、
販売対象を限定できる仕組みがあると嬉しいです。
――(サポート担当のひとこと)
WEBサイトの公演一覧には表示させず、
URLを知っている方のみに販売するといった機能をご用意しており、
すぐに運用いただくことが可能です。
関係者向け販売や、特定団体限定のご案内など、
用途に応じて使い分けていただける機能となっています。
詳しい設定方法については、別途資料をご用意しておりますので、
後日あらためてご案内いたしますね。
新機能などの「お知らせ」バックナンバーが欲しい
システムがバージョンアップされ、新機能が追加された際には、
サポートから「お知らせ」が掲載されています。
ただ、その内容は一定期間が経過すると閲覧できなくなってしまいます。
「いつでも貸館」システムには機能があるとのことでしたので、
「いつでも発券」システムにも、
過去に掲載されたお知らせを振り返ることができるバックナンバー機能があるとありがたいです。
――(サポート担当のひとこと)
今回のインタビューを通じて、
既にリリースされている機能でも、十分に認知されていないケースがあることを改めて認識しました。
お知らせは一定期間掲載していますが、
繁忙期と重なった場合など、タイミングによっては十分にご確認いただけないこともあるかと思います。
また、マニュアルの「変更履歴」だけでは内容が簡潔にとどまるため、
「お知らせ」としてご案内した情報を、バックナンバーとして閲覧できる仕組みがあれば、
必要になった際に振り返っていただける機会が増え、
よりシステム活用の幅が広がるのではないかと感じました。
貴重なご提案をありがとうございます。
編集後記
導入直後だけでなく、
時間の経過とともにシステム活用の幅を広げていただいていることをお聞きでき、
とても嬉しい機会となりました。
団体割引や限定公開URLなど、
使い方次第で柔軟な運用が可能な機能も多く、
今後もさらにご活用いただけそうだと感じています。
今回のインタビューを通して、
利便性だけでなく、利用者の安心感や職員の業務負担にも目を向けながら、
日々の運用を工夫されている様子が強く印象に残りました。
要望として挙げていただいた内容も、
より良い運用を目指す中で生まれた、前向きなご意見ばかりだったと感じています。
せっかくご用意している機能が、
伝わっていないだけで使われていないのは、とてももったいないことだと感じています。
今回のような機会にさまざまなお話を伺いながら、
機能をご紹介できたこと、
そして今後につながる対話ができたことを、大変うれしく思います。
今後も、運用の中で生まれる気づきやご要望を大切にしながら、
一緒に改善を重ね、“より使いやすいシステム”を育てていければと考えています。
お忙しい中ご協力いただき、誠にありがとうございました。

