チケットレイアウト機能で差をつける!使いやすく自由度の高い券面設定とは
チケット販売において、「券面のデザイン」は顧客の第一印象を左右する重要な要素です。印字される情報のわかりやすさや視認性、そしてイベントのブランドイメージに即したデザインは、利用者の満足度にも直結します。
そこで注目されているのが、当システムが提供する「チケットレイアウト」機能です。窓口発券、コンビニ発券、電子チケット、それぞれの発行形式に最適なレイアウトを自由に設計できるこの機能は、他のシステムと差別化を図るうえでも大きな強みとなります
チケットレイアウト機能とは?
「チケットレイアウト」とは、券面に印字される項目(タイトル、開催日時、会場名、整理番号など)を自由に配置し、登録・管理できる機能です。主に以下のような情報を印字対象として設定できます。
- ・公演名・サブタイトル
- ・日時・会場・座席番号
- ・会員番号・整理番号
- ・フリー入力による補足情報
この機能により、イベントごとに異なるレイアウトを適用したり、ブランディングに沿った印象的なデザインを作成することが可能になります。
窓口チケット:柔軟性に富んだレイアウト設計
最も自由度が高いのが「窓口チケット」のレイアウト設定です。専用画面では、各項目をドラッグ&ドロップで直感的に配置変更でき、サイズや内容もカスタマイズ可能です。

ドラッグして項目を配置、サイズ変更、内容差し替えが可能
さらに、「公演情報を当てはめる」ボタンでリアルなチケットイメージを確認しながら調整ができ、テスト印刷で券面の最終確認も行えます。副券(パンフレット引換券など)の設定も、同様の手順で追加可能です。
コンビニチケット:フォーマット準拠で信頼性を確保
ファミリーマートやセブン-イレブンで利用される「コンビニチケット」は、店舗側との取り決めにより、レイアウトに一部制限があります。位置やフォントサイズの変更は不可ですが、内容の編集や文言入力、テスト印刷には対応しており、必要最低限の調整が可能です。

ファミリーマート仕様レイアウトサンプル
ファミリーマートのプレビュー機能をご利用いただけます。セブン-イレブンについても同レイアウトが採用されますので参考にしてください。
電子チケット:画像や長文も扱えるデジタル対応
「電子チケット」では、紙チケットとは異なる情報の見せ方が可能です。券面に画像を挿入できるほか、最大255文字までのテキスト(改行含む)も利用できます。これにより、入場方法や注意事項などを視覚的・文章的に明示できます。

サブチケット(副券)を別時間帯(入場時間外)にも表示できるなど、スマートフォン表示を意識した柔軟な設計が可能です。プレビュー機能を使いながら、表示調整をしてください。
チケットデザイン登録との連携で多様なカスタマイズに対応
レイアウト設定は「マスタ」として登録されますが、それを公演単位や席種・会員区分ごとに「デザイン」として紐付けることで、同じイベント内でもチケットごとに異なる券面を持たせることができます。
たとえば以下のような活用が可能です。
- ・VIP席だけ特別なデザインを適用
- ・学生会員向けチケットにメッセージを追加
- ・開催日ごとに背景画像を変える
この柔軟性が、イベント全体のブランディング強化につながります。
実務運用上のポイントと注意点
運用においては以下の点を押さえておくと安心です。
- テスト印刷での事前確認 想定外の配置ズレや文字切れを防止します。
- 差し込み項目の精査 整理番号や会員番号は動的に反映されるため、誤表示を避けるために事前テストが有効です。
- 電子チケットは予約による確認必須 プレビュー機能を使って表示イメージをご確認いただけます。
よくある質問(FAQ):チケットレイアウト機能編
- Q1. チケットレイアウトとチケットデザインの違いは何ですか?
- A. 「チケットレイアウト」は券面上に印字する各情報の配置を設定する“設計図”です。一方「チケットデザイン」はそのレイアウトを実際の公演や席種、会員区分に紐付ける“適用設定”です。たとえば同じレイアウトでも、公演によって異なるデザイン名で運用することが可能です。
- Q2. チケットレイアウトを複数作って使い分けることはできますか?
- A. はい、可能です。窓口チケット、コンビニチケット、電子チケットそれぞれに複数のレイアウトを作成・登録でき、公演や席種ごとに自由に割り当てることができます。副券用にも独自レイアウトを設定できます。
- Q3. コンビニチケットは自由にレイアウト変更できますか?
- A. コンビニチケット(ファミリーマート・セブン-イレブン)については、印字位置やフォントサイズに制限があるため、自由なレイアウト編集はできません。文言の変更や一部項目の非表示設定は可能ですが、位置の調整などは行えません。
- Q4. 電子チケットの表示内容を変更できますか?
- A. 電子チケットでは、公演登録時に設定した「画像」と「電子チケット説明」の内容が券面に表示されます。最大255文字まで入力可能ですが、改行も1文字としてカウントされる点にご注意ください。画像は「チケット画像01」で設定されたものが使用されます。
- Q5. テスト印刷を行う際の注意点はありますか?
- A. 窓口チケットやコンビニチケットは、テスト印刷機能で事前に印字内容を確認することが推奨されます。電子チケットにはプレビュー機能にて表示確認を行ってください。
- Q6. チケット券面に独自の文言(例:注意事項やお礼の言葉)を追加できますか?
- A. はい、可能です。「フリー入力項目」を使えば、券面に自由な文言を挿入できます。注意点として、文字数や配置には制限があるため、全体のバランスを考慮しながら設定しましょう。
- Q7. 複数の席種・会員区分で異なるチケット券面を使いたいのですが、どう設定すればいいですか?
- A. 「チケットデザイン設定」機能を使えば、公演日、席種券種、会員区分ごとに異なるチケットデザイン(=適用するレイアウト)を設定できます。一括選択や個別設定にも対応しているため、大規模イベントにも柔軟に対応できます。
ご不明点があれば、システムサポートまでお気軽にご相談ください。貴社イベントの魅力を最大限に伝えるチケット設計を、ぜひ本機能で実現してください。
まとめ:柔軟なチケットレイアウトがイベント運営を変える
チケットレイアウト機能は、単なる管理機能ではなく、イベント運営の質を高める戦略的ツールです。公演の特性や顧客ニーズに合わせて自由自在にレイアウトを設計できることで、情報伝達とブランディングの両立を可能にします。
貴社のイベントでも、このレイアウト機能をフル活用し、チケットという「伝えるツール」を最大限に活かしてみてはいかがでしょうか。